用語の説明
移籍の話題で出てくる言い回しを、実際のデータと合わせて説明します。
「Here we go」とは
サッカーの移籍情報を扱うジャーナリスト Fabrizio Romano が、移籍が実質的に決まったと判断したときに投稿に添える言い回しです。契約の締結や公式発表よりも早い段階で出ます。
本人はこの言葉を「クラブ間と選手側の合意が揃い、あとは手続きだけ」という意味で使っています。裏を返すと、公式発表そのものではないため、出たあとに流れることもあります。このサイトでは、それが実際に何件あったかを数えています。
「ロマーノ砲」とは
日本のサッカーファンの間での呼び方です。Romano が「Here we go」を投稿することを指します。英語圏では単に "here we go" と呼ばれ、「砲」に相当する言い方はありません。
「ロマーノ砲が出た」は「その移籍はほぼ決まり」という意味で使われます。このサイトの集計では、2019年1月からの 2,401 件のうち 2,073 件を照合し、98.1% が実際に成立しました。
「here we go soon」との違い
「soon」が付く場合は、まだ告知していないという意味です。「近いうちに Here we go と言えそうだ」という段階で、成立を告げたものではありません。
このサイトでは soon だけの投稿を的中率の対象から外しています。告知していないものを「当たった・外れた」と数えると、実際より高い数字が出てしまうためです。
「deal off」「collapsed」とは
一度まとまりかけた移籍が流れたときに Romano が使う言い回しです。このサイトでは、本人がこう述べた投稿を根拠にしたときだけ破談と判定しています。現在 39 件あります。
第三者のデータベースに記録が無いことは破談の根拠にしていません。ローンや直近の移籍は登録が遅れることがあり、それを破談と数えると誤りになるためです。
このサイトは何をしているか
Romano の「Here we go」を含む投稿を2019年1月から集め、それぞれの移籍が実際に成立したかどうかを Wikidata と英語版 Wikipedia の経歴で照合しています。判定の根拠は1件ずつリンクで残しています。
投稿本文は転載せず、X の公式埋め込みで表示しています。Fabrizio Romano 氏および所属メディアとは無関係の個人プロジェクトです。
この表で使う移籍の用語
表やロマーノの投稿に出てくる、契約の形と、お金にかかわる言葉です。一般的な意味を書いています。実際の移籍には、それぞれ独自の条件が付くことがあります。
- 完全移籍
- 選手が新しいクラブへ移り、元のクラブには戻りません。多くの場合、移籍金が元のクラブに支払われ、選手は新しいクラブと契約を結びます。
- ローン(レンタル)
- 選手が期間を決めて、ほかのクラブでプレーします。期間は1シーズンが多く、終われば元のクラブに戻ります。契約は元のクラブに残ったままです。
- ローン(買取オプション)
- 借りたクラブが、あらかじめ決めた金額で、完全移籍に切り替えられるローンです。切り替えるかどうかは、借りたクラブが選べます。
- ローン(買取義務)
- 期間が終わったら、借りたクラブが選手を買い取らなければならないローンです。出場試合数など、決めた条件を満たしたときに義務が生じる形が多くあります。
- フリー移籍
- 移籍金なしで移ることです。多くは、元のクラブとの契約が切れたためです。
- 契約延長
- 今のクラブとの契約を延ばすことで、選手は移りません。このサイトでは、次の移籍期間をまたいで在籍が続いていれば、成立として数えます。
- 就任
- 選手の移籍ではなく、監督やコーチが新しい職に就くことです。
- 追加報酬(アドオン)
- 固定の移籍金とは別に、出場試合数やタイトル獲得などの条件を満たしたときだけ支払われるお金です。「アドオン込み」の金額は、これを足した合計です。
- セルオン条項
- 選手が将来ほかのクラブへ売られたとき、その一部が元のクラブに入る取り決めです。取引によって、売却額の一部の場合と、売却で得た利益の一部の場合があります。
- 契約解除金(リリース条項)
- 契約に書かれた決まった金額です。ほかのクラブがこの額を払えば、所属クラブは移籍を止められません。
- 非公開
- 移籍金が公表されていないことです。